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泣かす育児を見直す
その子育ては科学的に間違っています
タイトルが自分にビンゴだったので買ってみましたが、
目を見張る内容ばっかりで、必死に読んでいます。
日本の育児は、他国に比べて相当ストイック(母に負担がかかる)と
聞いていたけど、でもそうしないとイケナイって強迫観念があって、
他のお母さん達と同じように、色々耐えながらやっていました。
育児がこんなにも大変だと知らなかった自分が悪いとか。
母が耐えないと子が立派にならないとか。
父は家にいない時間が多いから、母が頑張らねばならないとか。
こんなにしんどいのに、二人目産めるのかとか。
母が苦しんでお世話してるのに、子供は本当に幸せなのかとか。
悶々としながら・・・
でも、この本によると、日本の育児は最新の脳科学的には間違っていているらしい。
子供中心育児をすると、切れる子供の増産につながるらしいです。
まだ全部読んでないけど、
・泣かさない
・泣いたら抱っこ
・欲しがるだけお乳をあげる
などなど、今当たり前の事が駄目なんだって。
あと、個性を伸ばすことを謳ってる自由保育とか。
子供の要求って「大脳辺縁系」って、要は動物がみんな持ってる
脳の部分から出てくるものらしいです。
それに全部応えてあげると、要求はどんどんエスカレートするだけでなく、
「我慢する」「自己抑制する」ことが出来なくなるそうです。
我慢とかは、「大脳新皮質」ってヒトが発達させている部分にある機能で、
要は、ヒトがヒトらしくある能力なんだそうです。
(ちょっと解釈が飛躍してるかもしれないけど)
殺したい衝動みたいなのは、動物がみんな持っているもので、
「大脳辺縁系」が司っているものなんだけど、
ヒトがヒトを殺しちゃいけないと、自制できるのは「大脳新皮質」のおかげな訳で、
甘やかせて育てると、ここが発達しないまま成長してしまい、
今問題になっている切れる子のベースが出来てしまうそうです。
で、この「大脳新皮質」の部分は3歳までにシナプスの形成が止まってしまうので、
早いうちからトレーニングが必要なんですって。新生児のうちからでも。
トレーニングっていっても、今主流になっているスキンシップ型育児ではなく、
昔っぽい育児ではきちんと出来ていたわけで、これが見直されているそうです。
時間を決めて授乳するとか、ちょっと泣かせてもOKとか。添い寝しないとか。
愛のあるちょっとした体罰とかもそうみたい。
やっぱり先人の知恵って大事なんだな〜!
でも、泣いたら抱きしめてあげるのが愛情とか言うのは、
誰も否定できないぐらいスルっと心に入る手法で、
言葉や態度で愛情表現することが苦手な日本人は、
ついこれがベストと思って離れられないのかしら。そんな気がする。
もう外国ではスキンシップ型(というか、世界で大流行したスポック博士の育児法)は
間違いだったとして是正されて成果を挙げているのに、日本だけが取り残されているらしい。
なんてこったい。
※ちなみに、自分達の世代もスポック博士のブーム以降なので自制心がかけた世代。
※確かに・・・読んでいて心当たりあり。
色んな育児法って、アレコレいい事が書いてあるけど、
それを受けて育った子供の経過まで調査したものがないので、
どうなんだろうと思ってたんだ〜。
この本も、ちゃんと調査結果の数値が書いてないところは怪しいけど、
割と学術レポートっぽくて、育児法が出来た時代背景とか
脳科学の立場からの事実が書いてあるので、ちょっと信頼できるかも。
まぁ、抱っこするのは良いけど、甘やかすのは嫌だと思ってた自分にはビンゴ。
やっぱり子育ても新卒教育と一緒じゃないか。と勝手に再認識したりして。
もっと色々書いてあるし、私の解釈が偏ってるところもあると思うので、
興味がある方はちゃんと本読んでください。
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