着物:十二単のお勉強
今日は王朝の装束についてのお勉強に行ってきました。
なんか、もう見飽きちゃったよ、十二単とかの着装について。
こんなのが覚えられるのはウチの教室しかありません!
って毎回聞かされるんだけど、イベントでもやってるし、
勉強会でも見るし、正直あまり感動しなくなってる自分がいます。
覚えたところで、実際十二単の着装=天皇家での着装って、
それを代々やってるお家に生まれなきゃできないし〜。
染めと織りとか、家紋とか文様とか、
自分で着られる範囲の知識のほうがいいなー。
今日の襟の重ねは「薄紅の匂い」だったかな?
季節や位によって、使える色や重ねが違うんだって。
ちなみに平安時代には「グラデーション」のことを「匂い」と言ったらしい。
重ねの種類は200種類ぐらいあるそうです。
全部、お上のお許しをもらって決定していたらしい。
そういえばミズキのお雛様を選ぶ時、
お店の人に襟の色あわせについて聞いたけど、
人形着付けの職人の感性ですって言われました。
一般に売られているお雛様って、
どこまで考えて作られたもんなんだか、
ふと疑問に思いました。。。
あ、でも、ウチのお雛様の着ている「鞠塵」という織りは、
天皇さんが正式な場に着る一番格の高い「黄櫨染」の略式版で、
次に格が高い織りだと言うことがわかったので、
なんかうれしかったわ。いいもの買えた気がした。
→ミズキのお雛様
さて、今日の先生は、なんだか調子に乗ってて、
変なことをいっぱいしてくれました。
その1.後ろくちゃくちゃ編
平安時代の装束は長ーーーいので、振り向いたらこうなります。
お雛様や、TVや写真で見る皇族の十二単の姿は、
ちゃんと後ろを伸ばしてるから見れないでしょうと。。。
ちなみに、この時代は長いのが当たり前で、
こんな風にひねったときにも、
後ろのにたれた衣が、美しくなることが設計されていたとか・・・
その2.源氏が口説く編
今日のモデル(中身は女の子です)が美しいのでやっちゃいましたって。
女房の上着を半分脱がせて、着物は脱いでも美しいと褒め称えてました。
(どんどん話がマニアックになっていくので、私はついていけなかった)
その3.柏木も口説く編
写真が取れてなかったけど、
源氏の友人?の柏木君が、なんとかの女房の顔を見て一目ぼれして、
女房が恥ずかしがって、細長(という着物)の袖で顔を隠すシーンもやりました。
古典苦手だったからわかりません。
マニアックすぎる・・・。
しかし、着付けの最後のクラスを卒業して、看板をもらうには、
こんなのも出なければいけないのでした。
あと半年の我慢(←我慢なのか、おい)。
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